小形会とは

小形会と小形研三

小形さん

小形研三 (1912~1988) は、1912年2月、佐賀県唐津市七山村に生まれた。その後、千葉高等園芸学校(千葉大学)に進学。そこで森歓之助教授に師事した。1932年に同行を卒業した小形は、1934年より東京市保健局公園課に8年勤務。同時に「植木屋の実地を覚えたい」という思いを強くし、井下清の紹介で数寄屋庭園を得意とした飯田十基(寅三郎)に師事し、落葉樹の庭「雑木の庭」を全国に広めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

masterpiece1969年日本人で初めてASLAより汎太平洋賞を受賞、1969年日本造園学会賞(設計部門)受賞、1980年建設大臣表彰、1987年勲四等瑞宝賞を受賞されたが、1988年オーストラリアのブリスペーンで政府出展の日本庭園作庭中に逝去された。写真は代表作の一つハワイ大学構内東西センター前の日本庭園。門下生は300人を超え、海外にも多くの弟子がいる。小形会は小形の門下生でつくられた作庭家集団で海外支援を得意としている。

 

 

 


小形会設立の経緯と動向

平成19 年に設立した小形会は、当初、東京庭苑株式会社、京央造園設計事務所出身の有志で構成されていたが、現在は、会の趣旨目的に賛同する方々にも広く門戸を開けている。
活動では、現在まで在米国日本大使館茶庭の修復工事や剪定、アルバカーキ日本庭園(ニューメキシコ)州)の日本庭園築造、ハコネ庭園(サラトガ市)での庭園修復、技術指導、また国内での写真展(東京、新潟)なども行い、今後も国内外で庭園の修復支援、セミナーの開催、事例発表などを進めて行きたいと考えている。


小形会の規約

名称 小形会 (Ogata‐Kai)
事務所 東京庭苑株式会社(東京都渋谷区幡ヶ谷3ー3-5)電話番号 03‐3377‐3555
目的 小形研三氏が目指した造園観を新しい観点から希求し、造園の今日的課題について議論し、
自らの造園力を磨き、かつ社会活動を通じて国内外の造園の発展に寄与する
会 員 正会員 会の主旨に賛同する者で理事会承認を受けた者
賛助会員 会の主旨に賛同する者で理事会承認を受けた法人及び団体
入会方法 入会申込書を提出して理事会の承認を得る
入会金、会費
入会金(入会時) 10,000 円
年会費(年一回)正会員 5,000 円
賛助会員 10,000 円